TOAの800MHz帯デジタルワイヤレスシステムは、混信対策機能により、同一空間での多チャンネル使用でも信頼性が高く、明瞭な音質で快適に使えるシステムです。従来からの特徴である、通信の安定性や混信耐性、情報の秘匿性はそのままに、これまでの最大10chから15chへチャンネル数を拡大。新方式の信号処理技術を採用したことで多チャンネル使用時でも、高音質を実現しています。近接した部屋で複数のワイヤレスシステムが存在し、混信妨害や情報漏洩の対策が求められる環境下のオフィスビルや貸会議室、大学など、これまで以上に幅広い用途・環境でご利用いただけます。
800MHz帯デジタルワイヤレスシステム

多チャンネル対応
同一空間での同時使用チャンネル数が、従来の最大10chから15chへと拡大しました。15本のマイクを同時に使用することができることに加え、近接エリアで多数マイクを利用するような環境下でも、チャンネルプランの策定や管理も容易です。より多彩な空間でご利用いただけます。
高音質
多チャンネル使用時において電波の利用効率を向上させる音声圧縮技術に、日本電信電話株式会社(NTT)が開発した新方式の信号処理技術「BRAVE®(※)」を採用しています。これにより、15ch同時使用時でも、リアルタイムな処理で高圧縮・高音質を実現します。
※BRAVE®は日本電信電話株式会社の登録商標です。
省電力
従来品同様、単3形アルカリ乾電池または専用充電電池(WB-2000)1本で約8時間の連続動作が可能です。こまめな電池の交換・充電を必要とせず、長時間安心してご利用いただけます。
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部屋の広さによるアンテナ設置例 ※取扱説明書より抜粋
ここでは固定設備に使用するブースターアンプ内蔵型アンテナYW-560、YW-550、YW-540を対象としています。

■ アンテナ設置のポイント
● ポイント 1
ワイヤレスマイクを使う位置から見て、A 系統、B 系統のアンテナからの距離がどちらも 20 ~ 30 m 以内(屋外のときは 40 ~ 50 m 以内)の直視できる所に取り付けます。
どちらかのアンテナが電波を受信できなくなったとき、もう片方のアンテナが良好に受信できる状態を確保するためです。
それぞれのアンテナの中心から半径 20 ~ 30 m(屋外では 40 ~ 50 m)の円を描いたときに重なり合う部分が、安定して使用できる範囲になります。
● ポイント 2
部屋の構造や大きさによりますが、ダイバシティ効果を得るため、A 系統と B 系統のアンテナは 3 m 以上離して設置してください。
5 ~ 20 m 離して設置すると、より大きなダイバシティ効果が得られます。
広い場所では、ワイヤレスマイクを使用する位置の前方と後方それぞれにアンテナを設置するのが効果的です。
例えば、運動場などは、校舎側に 2 本、向かい側に 2 本設置できれば理想的です。
● ポイント 3
アンテナは、人の背よりできるだけ高い所に取り付けます。ただし、天井裏や壁の中などには取り付けないでください。
また、何かに当てられて壊されない位置を選んでください。屋外の場合は、雨などに濡れないようにしてください。
● ポイント 4
室内に設置するときは、外部からの電波を受けやすい窓際を避け、窓から少し離れた位置や、電波を通しにくい壁側に設置してください。
● ポイント 5
アンテナ線は、新しい同軸ケーブルを使い、5C-FB では 50 m 以内、7C-FB では 70 m 以内を目安に配線してください。
アンテナ線をこの距離より延長する場合は、アンテナブースター YW-1000(別売品)を使用してください。
● ポイント 6
展示場や宴会場または舞台と客席の間に仕切り板がある場合、あるいはポイント 1 で述べたカバー範囲にワイヤレスマイクを使う位置が入らない広い場所のときは、
アンテナを増設してください。
その他
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